ルーン使いの言の葉

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

2018年11月02日

わたしと坊主と法と

よく、民法にて。
『善意の第三者には対抗できない』と言う、法律用語盛り沢山の但し書きを見かけます。

……え、『誰かいい人には歯向かっちゃダメ』って意味じゃないですよ?
少し、法律用語としての『善意』と『第三者』と『対抗』って、日常用語とは異なるのですよ。

例えば、善意。
これは、簡単に言うと『事情を知らない』って意味です。

浄土真宗の開祖である、親鸞の悪人正機説をご存知でしょうか。
善人尚もて往生をとぐ、いわんや悪人をや──と。

これは直訳すると。
善人だって極楽浄土へ向かえるのに、なぜ悪人が迎えないと言うだろうか、んなわけあるまい──と、言ったところでしょうか。

このときの『善人』は『いい人』ではなく。
『往生できるに決まってるじゃん、なんて思っているお気楽な人』と言う意味です……語弊のある言い方ですが。

じゃあ、『悪人』はと言いますと。
『往生できるんだろうか、なんて思っている内省的な人』と言う意味です……これも語弊の以下略←

よく、自由な発言権のあるところで悪人正機説を超訳したのをぶっちゃけると。
『アホだって救われるのになんで賢い奴が救われねぇんだよふざけんな』くらいに言ったりします……色んな人に、ごめんなさい←

と、言うことでして。
善意の第三者の言う『善意』は、『事情を知らない(自覚していない)』くらいに思っておくとすんなり入るのかなぁと。

ですから、親鸞の悪人正機説が分からないのに。
法律用語の言う『善意』と『悪意』が分かると言うのは、嘘だと思いますよ……えぇ、嘘発見器みたいな。

なんて。
では、第三者とは何かといえば。

問題になっているこの人とあの人以外、と言うところまでは普段の言葉の言う第三者と似ているのですが。
その、この人≠ニあの人≠ノ巻き込まれた結果、法律上の利害関係を有するに至った人……と言うのが、第三者の言う意味です。

……えっと。
例えば、この人≠ェ金欠であの人≠ノ宝物を預けてお金を貰ったとして。
あの人≠ェ勝手にこの人≠フ宝物をその人≠ノ売ったら、このその人≠ェ第三者です。

もし、その宝物がこの人≠フモノだと知っていれば悪意の第三者でしょうが。
上記のような場合で知らなければ善意の第三者、となります。

では、最後。
最後なので、もう少々お付き合いくだされ──対抗とは、何か?

簡単に言うと。
主張って、意味ですね。

対抗できる、というのは。
主張できる、という意味です。

そんなのないよ、と言えると言う意味です。
ですから、対抗できないとそれができないと言う意味ですから。

結論、『善意の第三者には対抗できない』とは。
『事情の知らない訳あって法律上の利害関係を有するに至った人に、「そんなのないよ」と主張するのダメです』と言う意味なんですね。

割と、善意の第三者に対抗できない……と言う理由説明を。
記述で求められるのですが。

それほど、法律用語として特殊な意味のある用語を用いる上に。
善意の第三者が絡むと話がややこしくなる、と言うことなんでしょうね。

その証拠と言っていいのか。
民法は、善意の第三者のことについてよく理解していないと、全く理解できない問題ばかりなのです。

条文の多い物権でも債権でも用いるので。
分かっていないと、民法の半分以上が分からないと言うのと同じなんじゃないか、くらいに思ってよいのかと。

……え、僕は分かってますよ。
だからこそ、ブログネタにもできましたし。

……二の舞は演じませんよーだ。
さてと、勉強再開しましょうかねぇ。

あと、9日ですが。
まだまだ、気を抜かずに、全力で。
posted by バロック at 20:00 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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