僕の本業は、塾講師です。
担当できる学年は、小学校高学年〜高卒生。
中でも専門は、高校入試対策。
担当科目は、主要科目全て。
高校履修範囲に関しては、要相談、と。
勉強がもともと好きと言うこともあり。
高校履修範囲も、文理問わず独学でひと通りやっているのですけども。
全ての内容を取り扱うことができる機会は、滅多になく。
個別指導の体を取るがゆえに、補習型の授業が多いこともあり。
学年が重なっていたりすると、指導してほしい科目や単元が重なっていることも多く。
誠に勝手ながら、辟易とすることもあるのです。
個別なので、彼らの身の回りの環境についての情報が入ってきます。
学校内のこととか、趣味のこととか、家庭内のこととか。
大量の教え子を持っていると、その人数分のソレがインプットされていきます。
ここで、総合して話を訊いていると……たまに、恐ろしいなって思うのです。
それは、彼らの身の回りの環境が悲惨だからではありません。
入塾してから成績の伸びがパッとしない子は−−他の、そう言った子と似たような話を打ち明けるのです。
みんなこうだ、とか。
周囲はそうで、自分はこうやりたいんだけど……とか。
これは、僕の中でとれている統計ですが。
老若男女問わず、自ら責任を取りたくない人間が発する言葉です。
みんなこうだから、自分自身はどうなのかを言いませんし。
自分はこうやりたいから……と、やるかやらないかを言いません。
そして、結局はやらないのです。
やるべきことを、着実に。
それが、成績の伸びない子にたいてい共通してあるか、もしくは表れてくる形質だと僕は分かってしまっているので。
本当に−−すごく、恐ろしいのです。
なぜか、彼らは悪い部分で繋がっているのですよ。
ユング先生、これが貴方の言う……集合的無意識、でしょうか。
では、伸びる子はどうかと言いますと。
それが、個性的なのですよ。
ぱっと見や、話す内容は成績の伸びない子と似ていても。
それぞれ、独立した意志を持っていることのほうが圧倒的に多いです。
僕が塾講師になって初めて担当した中3生は、中2の初めから昼夜逆転になって不登校になった子でしたが。
他の子と違って、自ら考え真面目に解こうとし、それでいて助けてほしいときに助けを求められる人間でした。
そのときの僕の担当科目は、数学でしたが。
理解はだいぶ早かったですし−−暗算も、僕よりも速いことがあったので驚いたこともあります。
自罰傾向が強いのが、気になりましたが。
自らの犯した間違いをなあなあで済ませないところが−−間違いなく、成績が伸びる子に共通した特徴でした。
そう言った子ほど、個別指導のときに伸びるのは。
独力で解いて間違えた際、延々と自罰してしまうところで−−隣で講師がそれを見たときに、フォローして中和できるからだと気付いてから。
色々と、考えてしまうのですよ。
僕は彼らの家族ではないので−−ん……成績の伸びない子の家族にはなれません。
彼らの引きずり込まれる要因を浄化したりするのは、あくまで保護者のやることで。
家庭環境が悪ければ、僕一個人ではどうしようもありません。
せいぜい、外部の人間ができることは。
彼らの心理的ケアに、なってくるのに−−なのに、僕は塾講師、なんですよね。
科目指導に、心理的ケアを施したところで僕の時給は上がりません。
寧ろ、他の講師よりも様々なオプションを施したところで−−彼らが来週に来たときに、元に戻っていれば意味がないのです。
それを上の人間に言っても、そもそも。
彼らがなあなあで済ませる体勢で生きているので、かなり辟易としてきます……ゆえ。
そろそろ、かなと。
来週の辺り……少しだけ。
まだ、刀は抜きませんが。
少しだけ、揺さぶってみようかなーって←
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