ルーン使いの言の葉

ごゆるりと、ゆるゆるなさいませ。

2014年09月11日

いきなり愛を教えるのは間違いだ

愛が大事とは、よく言われることではあるんですけども。
いきなり説教で、愛を教えようとする人っていますよね。

僕自身は、それを如何なモノかと思うタイプでして。
そもそも、説教者の定義する“アイ”とはなんなのか、と言うお話でして。

例えば、皆さんはどう思うでしょうか。
愛について。

恋は盲目だ、とは言いますけども。
愛は盲目だ、とは言いませんよね。

あと、イエスはこんなことを言ったそうですね。
右の頬を打たれたら、左の頬をも向けなさい――でしたっけ。

僕はクリスチャンではないですが、今回のお話に直結するので解説しますが。
相手の右の頬を打つとなれば、右利きの人間は裏手で打つことになるわけで。

それは、侮辱に当たる行為ですね。
そんな人間に対して、打ちやすい左の頬をも向けるんだ――と言う、話でして。

隣人愛であるアガペーをざっくりと説明すると、こんな感じでして。
まぁ、敵にあたる人間への愛――なんて、大雑把に言えばそうなるでしょうか。

憎悪すべき相手への、愛。
それがやはり、愛することの初歩なのではないかと――言うところでやっと、話が繋がるのですが。

好きな者を、嫌いにもなること。
嫌いな者を、好きにもなること。

どちらも総合して受け止めて、「あぁ仕方ないな」と思う。
慈しみ、認める――それが、愛なんじゃなかろうかって、思うんです。

イエスも、愛への考え方の根本は僕と一緒なのかも、ですね。
アガペーを説けたと言うことは、そう言うことじゃないかと。

同じように、老荘思想にも頷けますね。
道(タオ)、兼愛――んー、やはり無為自然を説いた人達は、只者じゃなかったんだなぁと。

そんなモノだよね、と言う境地に達するのに。
果たして、好き嫌いを綯い交ぜにしたような愛を知らずして、できるモノだろうかと思うわけでして。

好きの対義語は無関心、なんて言いますけども。
じゃあ、嫌いの対義語もそうでしょうから。

さてと。
それでは、愛をいきなり説教することが何故、間違っているかですけども。

だって、愛って。
盲目では成立しないんですもん。

嫌いなトコしか見つけていない人間に、好きなトコを見つけることを教える前に“アイ”について話してもしゃーないと言いますか。
逆に、好きなトコにしか目が行かない人間に“アイ”を伝えてもしゃーないと言いますか。

キリスト教、老荘思想……なんて飛んでいて大変恐縮ではあるんですけども。
今度は、仏教に飛びます←

仏教では、愛は執着です。
煩悩のひとつですから、薪にしなくてはならないモノなのですが――じゃあ、です。

執着しないことには、悟りも何もないんじゃないでしょうか。
つまり僕は、仏教否定信者にアンチテーゼを掲げたいわけでして。

別に仏教は、執着することを悪く言ってないですよ。
執着がいけないと、言っているわけで。

そんなことを言ってしまえば、仏典を読経することだって執着していることになるでしょうし。
悟りを開くための修行だって、執着していることになるんじゃないでしょうか。

あと、執着しなければ悟りは拓けないと思いますよ?
だって、煩悩の薪がないのに、何を燃やせばいいんですか(苦笑)?

――なんて、思いますけども。
僕、異端でしょうか?

まぁ、話を纏めると。
いきなり愛を唱えても、『ぽかーん』とされるだけですし。

それよりだったら、愛するにはどうすればいいのかを伝えた方が有益でしょう。
方法じゃなくて、方法論を伝授するわけです。

あと、愛することがいけないなんて間違いです。
愛を知らない人間は、救われません。

愛して、愛し抜いたら。
そのときにやっと、救われるんじゃないでしょうか。

ですから、好きなモノはもっと好きになっていいと思いますし――同じように、イヤなトコも見つければいいですし。
嫌いなモノはもっと嫌いになってもいいですけども――同じくらい、いいトコも見つけてもいいんじゃないでしょうか。

それが、愛の初歩だと――うん、今現在に文章を紡いでいる僕は、そう思います。

……纏めると、そう言うことなんですけども。
何でそんなお話をしたかと言いますと。

僕、総じて家族が嫌いです。
ですが、好きな時期もあったんですよね――ちょっとした時期、ですけども。

経済的援助をせずに、自らの快楽へ湯水のようにお金を使う父親。
心理的援助をせずに、自らの欲求だけに目が向くようになった母親。

諦める父親。
諦める母親。

総じて、嫌いですよ。
ですが、好きだった時期もあったんですよね。

だからこそ、僕は言えるわけで。
憎くてよく、ペーパーナイフで眼球を――たくなりますが、やっぱり。

家族を、愛しているんですよね。
結局のところ。

ただ、僕のそれはかなり腐っているので。
そろそろ、何とかしなくちゃならないんですけどねー……と言う、お話でした。

まぁ、そうですね。
解脱にはまだまだ程遠いですねぇ、僕は。
posted by バロック at 12:49 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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